真言宗 共生庵

人 動物 ペット 共生 平等利益 祈祷 供養 共生庵(きょうしょうあん)無断転載禁止

2023-08-01から1ヶ月間の記事一覧

塗香

塗香(ずこう)というものがあります。 粉末の香です。 これを手に塗ることで、全身を清めたことになります。 成分は天然の香木などで、口に含んでも問題はないとのこと。 宗派によっては、少し舐めることもするそうです。 私は携帯用の塗香を持っており、お…

答えの無い話

密教が日本に伝わって約1200年ですが、その遥かに前から密教は存在していました。 龍樹菩薩という方が、南天(なんでん)鉄塔という場所で、大日如来から授かってスタートしたと言われていますが、実際にはいつ密教が成立したかは不明となっています。 南天…

悪口

昨日は「いつもありがとう」が、簡単に出来るヒーリングと書きました。 逆に、ネガティブな力を持つものを挙げると「悪口」です。 当たり前と言えば、当たり前なのですが。 自分に対して向けられる「悪意のある言葉」と、他者に向けて放つ「悪意のある言葉」…

一番簡単なヒーリング

ヒーラーの方とお話をしていました。 普段、別のお仕事をされていて、仕事がお休みの日に自宅で施術しているとのこと。 元々、宗教への信仰は無かったとのことですが、ご縁があってお会いしました。 密教と気功の視点から、色々と語って情報共有致しました。…

逆修供養の申込み

逆修(ぎゃくしゅう)供養の申込みがありました。 逆修供養とは、生前の内に、死後の供養をある程度済ましておくことを指します。 あまり馴染みの無い言葉に思えますが、その歴史は深く、日本では平安の頃には既に行われていたと聞きます。 逆修供養の考え方…

仏壇の魂抜き

お仏壇の魂抜きをしました。 お仏壇は、先祖様のお住いであると同時に仏様の御鎮座する場所です。 厳密には、ご先祖様はご位牌にいらっしゃいます。 なので、お仏壇の魂抜きは、そのお仏壇の本尊様の魂を仏国土へお送りします。 これには、丁寧な作法が必要…

辻に立つお地蔵様

辻に立つお地蔵様を拝んではいけないなど、都市伝説的に語られることがあります。 真相は半分正解、半分デマという感じです。 要は「何の為にそこにいらっしゃるか」をよく見て拝まなければいけないということなのです。 交通事故の起こった場所に「慰霊」の…

お地蔵様のご縁日

本日はお地蔵様のご縁日でした。 関西では、この日に「地蔵盆」という風習があります。 亡くなった子どもたちが、賽の河原で苦しんでいます。 その子たちにご加護を手向けるのが、お地蔵様。 それに因んで、地蔵盆は子どもを中心とした「お祭り」です。 近年…

思うこと

数年前に旅立った猫ちゃんの供養を依頼されました。 とても愛されて旅立ったのが伝わります。 拝むときに写真で姿を見せてもらい、名前は必ず聞きます。 拝んでいると、その姿から色んなイメージが浮かびます。 その子は人見知りせず、とても優しい感じでし…

般若心経秘鍵②

昨日は般若心経秘鍵について書きました。 因みにこのお経の効果は、動物が対象でも同様に現れます。 動物の魂は、人間のそれよりも構造が「シンプル」なイメージです。 その分人間より効くようにも感じます。 極私的な感覚ですが。 私が僧侶になる前の話です…

般若心経秘鍵

入院・手術を控えた方の病気平癒のご祈祷を致しました。 治療中の病気は、決して楽観視出来ない病です。 話を聞いていると、早期の発見だったということで、胸を撫で下ろしました。 しかし、少したちの悪いタイプの病気らしく、手術のあとも油断は出来ないみ…

ご利益を受け取るためには器が必要です。 一人一人、間違いなく器は持っていますが、大きさが異なるだけです。 要はそれの大きさを広げ、深くしていくのが大切です。 昨日の記事に書いたような、お下がりを求めて奪い合うのではなく他に譲る行為だったり、神…

残念な思い

聖地である高野山は、修行や信仰の場であると同時に、1つの観光地でもあります。 そこには、世界的にも珍しい「寺院群と街の一体」となった風景が広がります。 世界の様々な国から、沢山の観光者が来山しています。 奥の院は、壇場伽藍(だんじょうがらん→壇…

明日は馬頭観音様のご縁日

明日は馬頭観音様のご縁日です。 今月供養をした動物たちも、再び明日供養をします。 お盆のご供養で申込んでくださった分も合わせると、いつもより少し長く仏様と対話する感じになります。 先日書いた「尊勝陀羅尼」と「阿弥陀如来根本陀羅尼」を唱えて供養…

大金剛輪陀羅尼

昨日は尊勝陀羅尼について書きました。 少し長めの陀羅尼なので、内容については割愛しました。 また何かの機会に、内容とその解説もしたいと考えています。 長い為覚えにくいという方もいらっしゃると思います。 何せ長い上に似たようなフレーズが並びます…

尊勝陀羅尼がオススメ

陀羅尼(だらに)は、真言の長いものを指します。 真言宗では三陀羅尼(さんだらに)といって、3つの陀羅尼が重宝されています。 その中の阿弥陀如来根本陀羅尼は、死者の供養のときには必ずと言って良い程唱えられます。 尊勝(そんしょう)陀羅尼と宝篋印…

手の届く範囲

台風の脅威が続いています。 その中でお盆のお参りでしたが、何とか無事にやりおおせる事が出来ました。 「まさか、来るとは思っていませんでした」と驚かれる御当家様もいらっしゃいましたが、望む限り(よほどでなければ)は伺います。 ご先祖様や故人様を…

台風ですが

大阪に台風が最接近します。 かつて、自然災害で被災した経験もあり、本当に怖い。 自宅が心配です。 かといって、法務は休めません。 明日は台風ですが、お盆参りのお手伝い最終日。 御当家様からキャンセルの申し出がない限り、訪問致します。 しかし、な…

膝の痛み

膝を痛めています。 僧侶になる前は、正座は殆どしていませんでした。 勿論、苦手だから避けていたのです。 痛いのなんの。 僧侶になることを決めてから、正座に慣れなければと考え、毎日正座をしていましたが、20分も経たない内に痛みが出てきます。 しびれ…

口伝

同じ修行道場の同期とお話していました。 彼は、同期の中でも、特に修行者として励んでる僧侶です。 祈祷の効果を高める為の方法や、拝むときに困ってることや、信者様対応についてなど、互いに相談して情報交換や、意見などを語り合い研鑽しています。 あま…

犬のいるお宅

お盆参りが続いています。 今日、お伺いした御当家様には犬がいていました。 活発な子で、ドアをくぐった瞬間から駆け寄ってきてくれて激鳴き。 驚きましたが、目には優しさが表れていたので安心でした。 仏間に行く頃には後を着いてきてくれて、尻尾もちぎ…

仏壇

現代の建物には、仏壇を置けるように設計されていないものがあります。 特にマンションは、新築の場合殆どそうなっています。 熱心な方は、わざわざリフォームされるとか。 大概は「そこまでして置こうとは思わない」と、仏壇を置かない選択をされます。 そ…

連れて帰ってしまう

僧侶は、人の家に上がって拝む機会が沢山あります。 色々連れて帰ってしまうことがあるため、気を付けないといけません。 勿論、目に見えるものではありません。 先日、死者の思いを連れて帰ったという僧侶の話を聞きました。 人格の変化や、身体的変化など…

舎利礼文

お盆参りが続いています。 家族一同が揃っているお宅や、高齢の御当家様がお一人のみいらっしゃる場合と様々です。 中には遺骨を仏壇に置かれているお宅もあり、そういうときには唱えるお経を追加します。 それは、「舎利禮文(しゃりらいもん)」というお経…

異文化交流

良い文化は交流し合います。 あらゆる良い文化が交流したものが、東の果てに位置する日本に入ってきました。 そこで、日本の文化や風土、風習などとまた交流が行われて今の日本の文化で定着しました。 仏教や密教もその1つです。 日本の仏教はインドやチベッ…

御守り

御守りの形には、色々と種類があります。 だいたい仏具屋さんから購入して、お授けするのが一般的です。 いわゆる市販の物になります。 御守りとなる「器」を仏具屋さんは販売しているのです。 木札とか巾着型、カードタイプやステッカー、シンボルや仏像の…

不便と便利

文明の進化のスピードは、加速し続けていると聞きました。 便利になるのは良いことです。 教育の現場も、最新技術を活用したカリキュラムになっているとか。 教科書はタブレットへと変化しつつあるそうです。 ある有識者曰く、本の文字を読むときに活動する…

心の病

病気のことについての相談は多くあります。 病気に種類があり、効く薬がそれぞれで違うように、密教的な祈りも症状や進行具合に応じて工夫をします。 その中でも、やはり「心」の病はかなり手強い。 症状が一時的に良くなっても、根本的な思考の癖を改善して…

危機感

コロナの脅威が再び拡大しています。 街中では、マスクをしてない人もある程度増えてきていますが、マスク着用率はやはり高い。 我々僧侶も、人前での読経の際にはマスク着用で唱えるのが当たり前となっています。 コロナが流行りだしたときには、マスク着用…

遺品の処分

遺品の処分について相談がありました。 かいつまんで言うと… パートナーに先立たれて、数年過ぎてるが、一部の遺品がどうしても捨てられない。 息子や兄弟には「早く処分しないといけない」と色々言われる。 処分しないといけないのは分かるけど、少し混乱し…