真言宗 共生庵

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2024-03-01から1ヶ月間の記事一覧

地と天

馬頭観音様の御眷属には「八大龍王様」がいらっしゃいます。 当庵にはお祀りしておりませんが、御縁の深い仏様です。 辰年ということもあり、「龍神ブーム」といっても過言ではないほど、色々な龍神様に縁の地が脚光を浴びているようです。 特別御朱印など精…

複数の真言

仏様にはそれぞれ「真言」があります。 真言が1種類とは限らず、中には6種類とか沢山の種類の真言がある仏様もいらっしゃいます。 そのように、複数の真言を持っている仏様。 どういうときにどれを唱えるとか、そういうのがハッキリしているものもあれば、中…

お供え物の準備

今月もあと僅か。 お供え物を交換する準備をしていました。 来月から歓喜天様のお供え物が本格的な形になります。 甘い物、お酒(上等もの)など色々揃えました。 こういう時間は結構好きです。 「これ喜んでくださるかな?」と考えながら、予算の中で工夫し…

聖者も俗っぽい

昨日は賓頭盧尊者について書きました。 因みに、真っ赤なお姿なのは「酒の飲み過ぎで身体が赤くなった」からといわれます。 阿羅漢まで登り詰めた人が俗っぽいのは、親しみが湧きます。 聖者や仏様にも俗っぽい話はいくつもあります。 観音様に恋をして結婚…

賓頭盧尊者

賓頭盧尊者(びんずるそんじゃ)という阿羅漢(あらかん)がいらっしゃいます。 阿羅漢とは、修行者の最高位であり悟りを得た人物を指します。 解脱しているので、もう生まれ変わることもない。 つまり仏様とあまり差はない存在。 自身の悟りを目指して、修…

仏眼仏母様

密教の仏様の中に「仏眼仏母(ぶつげんぶつも)」という仏様がいらっしゃいます。 胎蔵曼荼羅の上の方に描かれている仏様です。 仏眼仏母様は、歴史上有名な僧侶も熱烈に信仰していたといわれます。 密教僧侶は、仏眼仏母様の印を結んだり、真言を唱える機会…

繋がっている

人間と植物は種は違えど、遺伝子的には50%ほど一致しているそうです。 とても驚きですが、密教僧の私としては「やっぱりそうなのか!」という喜びのような感覚でした。 弘法大師空海は「生きとし生けるもの」の範囲を「人間や動物」と限定せず、草木も含んで…

施餓鬼

本日はお地蔵様の御縁日でした。 彼岸供養でも色々お世話になりましたので、改めて御礼をお伝え致しました。 また、当庵では施餓鬼供養も行っています。 施餓鬼供養とは、供養されない霊魂や、飢えや渇きに苦しむ霊魂などに米や水を施すものです。 そうする…

歓喜天様2

昨日書いたように、歓喜天様をお迎えしました。 歓喜天様は、親しみも込めて通称「聖天さん」とも言われています。 当庵では「聖天」を「しょうてん」と濁らずお呼びしています。 濁って「しょうでん」とお呼びするのも間違いではありません。 聖天さんはタ…

歓喜天様

法友が、当庵の為に御札を拝んで授けてくれました。 歓喜天様が中に入っていて、仏像と遜色がないレベルの御札になっています。 確かにエネルギーは強く感じます。 元々は、歓喜天様は拝むのが難しく、恐らく当庵では拝みきれないと思っていたのでお招きする…

入定

今日は弘法大師空海が入定(にゅうじょう)した日です。 お釈迦様は入滅(にゅうめつ)されましたが、弘法大師空海は入定。 入滅は、簡単に言うと「死」を指します。 あらゆる煩悩の火が消えて、肉体を離れて涅槃(ねはん=悟りの境地)に入ることをいいます…

三界万霊

先祖の中に、どうしても供養をすることを躊躇う存在がいる。 先祖供養の大切さは分かっているが、どうしてもそれが引っ掛かり気持ちが前に向かない。 そんな方がいらっしゃいました。 これは、ある意味仕方がない。 私には計り知れない様々な感情があって当…

大した問題ではない

昨日の記事の付け加えです。 名前からは、その方の持つ「気」が出ています。 その為、その名前を使ってヒーリングが可能になります。 複数人で行なうセッションならば、一人でも対象者の姿と顔が分かれば、他の人は対象者を知らなくても大丈夫。 対象者のこ…

正直な気持ち

何度か書いているように、当庵では気功の要素も取り入れてご祈祷の効果を底上げしています。 先日、冬場に猛威を振るう感染症にかかった方から「家庭内でピンポン感染を繰り返している」と相談がありました。 初歩的な気功の技をお授けして、それを何人かで…

無常のもの

本日から春のお彼岸に入りました。 お彼岸のアレコレは過去にも書いたことがありますが、この期間の意義や意味などはまだまだ世間には浸透していません。 法話などでそれらを語ると、結構「知らなかった」という反応を頂きます。 お彼岸の真ん中に当たる日が…

強み

大寺院のご祈祷は迫力満点で、とても有難いものに感じます。 僧侶の数も多く、仏様も沢山の方から信仰されて力を持っています。 一方、当庵のような小さなお寺では、大きな声で経を唱えたり、太鼓を叩いたりするご祈祷などは無理。 迫力で比べると比較になら…

回向

ハムスターの供養を依頼されました。 生前、後悔が残るような飼育だったとのこと。 いつもは拝んでいて「イメージ」が浮かびます。 今回の供養するハムスターは20年以上前に亡くなっているとのこと。 動物は特に輪廻するペースが早い。 もう魂の形は変化して…

教訓

神仏は誓いを立てて「御鎮座」されています。 お寺や神社などに、僧侶や神官などと契約し、その代わりに威光を放ってくださいます。 ざっくばらんに言うと… 「ちゃんとお祀りして供養するので、御加護をしてください」 「いいよー」 という感じです。 僧侶や…

納得したこと

先日、お世話になっている僧侶とお会いした際に「先月の半ばから今月の始めにかけてどうだった?」と聞かれました。 とにかく忙しく、バタバタだったという記憶しかありません。 連日のようにお手伝いに行っているお寺から葬儀を頼まれたり、あるお寺の先代…

御縁の深い仏様

自分の最も信仰している(「好きな」と言い換えてもいいかも)仏様と、最も縁の深い仏様は、必ずしも一致しません。 私の場合は、「観音様」との御縁が深いようです。 当初私が信仰していた仏様は「弥勒菩薩様」でした。 師匠のお寺、勤めた色んな本山、今お…

当たり前が難しい

「今日の一当は、百の不当の積み重ねのおかげである」 道元禅師の言葉です。 今日、弓で射た矢が的に当たるのは、100回の失敗を諦めず努力を重ねた結果であると。 そんなことは分かっていることです。 実に「当たり前」のこと。 でも、当たり前のことと分か…

良い兆し

拝んでいて、まったくご利益を得れてないことがあります。 ここ最近、そういう事例が続きました。 死者の供養や葬儀は行っていても「気配」や「イメージ」などは感じています。 それをご遺族に伝えると「そうそう。確かにそんな感じ」と言ってくださるので、…

後悔して当たり前

ペットの供養では、飼い主さんはよく後悔を語られます。 多くは子どもの頃に飼った動物や、始めて飼った動物についてのことが多いように感じます。 ある意味では、それは仕方がない。 命との向き合い方が分からないから、それは後悔するような感じになると思…

呼ばれた人だけが出会える

馬頭観音様は「慈悲」の力に優れています。 それについては、かなり前に書きましたので説明は省略します。 お参りに来られた方が「怒った顔なのに優しい感じがする」とおっしゃいました。 なかなかの感受性をお持ちのようです。 また、鎮宅霊符神様について…

気になってるけど出来てない方

動物も人も隔たりなく、すべての存在を対象に「祈祷・供養」をする為に庵を組みました。 ここのところは、供養の相談が多い。 当庵では遠隔でも供養をしているので、離れた所からの相談もあります。 他県から「ペットの供養をしたいと思っていたけど、なかな…

密度を変えて

密教は、器の大きさに応じて教えを授けます。 大きな器には密度の濃い教え。 小さな器には密度を少し薄くした教え。 今日は、お経の意味や作法の内容について色々質問を受けました。 僧侶ではなく一般の方でしたので、伝え方に苦労しました。 真言僧侶が持つ…

枕経

亡くなられた方の枕元でお経を唱える枕経というものがあります。 お経の名前ではなく、行為を指す言葉です。 亡くなられたら、僧侶がそのご遺体の側でお経をお唱えすることを枕経といいます。 目的は「安心してもらうこと」。 亡くなられたすぐは、肉体から…

次第や経本

僧侶の持っている次第は、ある意味の専門書です。 僧侶以外が持っていても使いようのないもの。 また、修行や伝授を受けないままで行なうのは非常に危険です。 次第や経本には梵字も書かれています。 梵字には「命点」といわれるものがあり、それには書いて…

九字

「九字」というものがあります。 「臨兵闘者皆陣列在前」と唱えながら印を組むやつです。 剣の印を結んで、空中を切る作法もあります。 結界として使用したり、魔を祓ったり。 様々な効果をもたらします。 あまりに有名過ぎて、その効果については個人的に「…

次第を変えてみて

ここのところ、お稲荷様を拝む次第を変えました。 暫く伏見稲荷へ参拝にも行けなかったので、しっかり拝めるようにしたいと思ってのことです。 今までは「あぁ、ここにいてくださってる」なぁという感覚でしたが、次第を変えてからは少し違う感覚になりまし…