真言宗 共生庵

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歓喜天様2

昨日書いたように、歓喜天様をお迎えしました。

 

歓喜天様は、親しみも込めて通称「聖天さん」とも言われています。

 

当庵では「聖天」を「しょうてん」と濁らずお呼びしています。

濁って「しょうでん」とお呼びするのも間違いではありません。

 

聖天さんはタブーが少なからずあります。

タブーを破ると「悪神」になってしまい、暴れ出すこともある。

様々な障碍を僧侶やその周りの人たちにもたらしてしまいます。

 

「ハイリスク・ハイリターンの仏様」と言われる聖天さん。

最も恐ろしい仏様のお一人です。

 

当庵では、元々は聖天さんはお招きするつもりはありませんでした。

理由は、聖天さんのタブーの1つである「供養(回向)」もしているからです。

 

聖天さんは「死」に関連する事柄がとても苦手。

そのため、回向を「聖天さんがいらっしゃる空間」でするのはとても嫌がられます。

 

困りました。

 

法友に相談したところ、対処できる方法があるとのこと。

その方法は、目隠しと耳栓をするような感じです。

日本三大聖天といわれる霊場でも、同じことをしてるそうです。

 

本日、遺骨を持参されての供養をしました。

早速聖天さんには目隠しと耳栓をしていただき厳修。

感覚的に怒ってる感じはありませんでした。

 

色々気を使いますが、緊張感のある良いお寺になりました。