仏様にはそれぞれ「真言」があります。
真言が1種類とは限らず、中には6種類とか沢山の種類の真言がある仏様もいらっしゃいます。
そのように、複数の真言を持っている仏様。
どういうときにどれを唱えるとか、そういうのがハッキリしているものもあれば、中には不明なものもあります。
馬頭観音様は2種類とされています。
「ノウマクサンマンダ ボダナン カンウン キャダヤ ハンジャ ソワタヤ ソワカ」
上の短い真言が一般的だと思います。
下の少し長めの真言は、「馬頭法」を修しているときに使用します。
普段は唱えません。
また、真言の中には、ある程度の修行を終えたものしか授からない「秘伝」の真言もあります。
口伝で授かるもので、世の中には出回りません。
先日、当庵にいらっしゃる仏様の「秘伝の真言」を教わりました。
そのとき、その真言の意味を知って驚きましたが、その真言の方がご利益が出やすいとのこと。
音や言葉が持つ力は計り知れません。