昨日は般若心経秘鍵について書きました。
因みにこのお経の効果は、動物が対象でも同様に現れます。
動物の魂は、人間のそれよりも構造が「シンプル」なイメージです。
その分人間より効くようにも感じます。
極私的な感覚ですが。
私が僧侶になる前の話ですが、実際に体験したことがあります。
私が看取った猫のことです。
その子は心臓に疾患がありました。
この病気が判明したとき「余命3ヶ月」と宣告され、治療法もなく対処療法しか出来ないと診断されました。
聞いたときはショックで、セカンドオピニオンも受けましたが、同じ回答でした。
薬で出てくる症状を抑える日々でしたが、進行は止められずに悪化のスピードほ加速します。
心臓の肥大が原因で、胸水が溜まり、週に一回は病院で胸水を抜いてもらわないと「陸で溺れる」状態でした。
後に師僧になる方に相談し、般若心経秘鍵を教わり、イメージの仕方などを授かりました。
毎日、手を患部に当てながら唱えます。
しばらく経った頃、不思議なことに、胸水の溜まるペースが遅くなりました。
2週間に一回、3週間に一回と少しずつ期間は伸びていきました。
心臓の疾患も、回復こそしてないですが、悪化もないという状態。
気が付けば、余命3ヶ月を過ぎて一年ほど生きていました。
この病気は、最期を迎えるときは壮絶と言われますが、比較的穏やかに最期を迎えられました。
残念ながら根治することには至りませんでしたが、かなりの延命と症状の進行を抑えることが出来ました。
おかげでゆっくりと水入らずで過ごせたと思います。
僧侶となって、あのとき師僧から教わったことに、自分の研究結果など上乗せしています。