僧侶は、人の家に上がって拝む機会が沢山あります。
色々連れて帰ってしまうことがあるため、気を付けないといけません。
勿論、目に見えるものではありません。
先日、死者の思いを連れて帰ったという僧侶の話を聞きました。
人格の変化や、身体的変化など様々な症状が見られたそうです。
適切に対処して、今は再び法務についています。
思えば、結構危険なことをしてると感じました。
僧侶は、施主様の思いと死者の思いなど様々な物を背負います。
また、その土地や家屋を包む「気」に晒されます。
「そりゃ、連れて帰ってもおかしくないよね」という感じです。
そのため、自分を護るための護身法の作法には、十分な時間をかけます。
我が身の可愛さもありますが、自分が安全でないとちゃんと思いを届けることが出来ないからです。
ある信者さんから、拝んだあとに「命懸けなんですね」と言われました。
驚きとともに、少しの嬉しさと恐怖でした。
何が見えたのでしょうか…。