現代の建物には、仏壇を置けるように設計されていないものがあります。
特にマンションは、新築の場合殆どそうなっています。
熱心な方は、わざわざリフォームされるとか。
大概は「そこまでして置こうとは思わない」と、仏壇を置かない選択をされます。
そこは、金銭的な事情もありますから「嘆かわしい」などとは思いません。
でもせめて「置きたいけど、仕方なく置いてない」でいてて欲しいと願います。
今日お参りに伺ったお宅には仏壇がなく、遺影とご位牌だけがありました。
故人様は、ご遺族様にとても愛されていたのが伝わるお盆飾り。
戒名にもお人柄がしっかり現され、良い空気の中で拝ませて頂けました。
亡くなっても、家族の一員。
生前に沢山の愛情を家族に向けたからこそ、死後に愛情が返ってきています。
とどのつまり、お仏壇の有無は些細なことです。
有れば尚良しではありますが。