お盆参りが続いています。
今日、お伺いした御当家様には犬がいていました。
活発な子で、ドアをくぐった瞬間から駆け寄ってきてくれて激鳴き。
驚きましたが、目には優しさが表れていたので安心でした。
仏間に行く頃には後を着いてきてくれて、尻尾もちぎれんばかりに振ってくれます。
御当家様に大変愛されて育ったのが伝わります。
読経の間は近くにいて、静か。
終わったら、再び激鳴きされました。
御当家様曰く「先代住職が、読経が済んだあとに撫でてくれたんです。だから、それを待ってるんだと思います。」とのことでした。
「そういうことでしたか。では、遠慮なく。」ということで、これでもかというほど撫でさせてもらいました。
実は、動物がいるご家庭に伺うと、触りたい欲求を抑えています。
コロナで無闇に触ることがはばかられていたのと、御当家様たちが「衣が汚れる、破れる」気を遣われてしまうため我慢していました。
コロナ前は懐いてくれている犬を膝に乗せて、読経したことがあります。
生けとし生ける者、すべてを対象に拝みたい私としてはこういうのは嬉しい。
今日の子は、帰りもついてきてくれてお見送りしてくれました。
そして最後も激鳴き。
「また来てね!」ということだと、御当家様が通訳してくださいました。
有難い。