陀羅尼(だらに)は、真言の長いものを指します。
真言宗では三陀羅尼(さんだらに)といって、3つの陀羅尼が重宝されています。
その中の阿弥陀如来根本陀羅尼は、死者の供養のときには必ずと言って良い程唱えられます。
尊勝(そんしょう)陀羅尼と宝篋印(ほうきょういん)陀羅尼、阿弥陀如来根本陀羅尼を合わせて三陀羅尼となります。
とはいえ、それは真言宗の話です。
天台宗など他の宗派では、三陀羅尼の種類は変わります。
また、陀羅尼は様々な種類があります。
サンスクリット語なので、慣れない内はかなり唱えるのが難しい。
基本的に「経は見て唱え、陀羅尼は覚えて唱える」と言われます。
唱えていれば、勝手に覚えていきます。
個人的に、最も使い勝手がよく、抜群の効果をもたらす陀羅尼は「尊勝陀羅尼」です。
祈祷にも使えるし、供養にも使えるし、自身の加持力レベルアップにも、また仏様からの力も頂ける。
とにかく何にでも使える便利な陀羅尼。
毎日唱えると良いです。