本日はお地蔵様のご縁日でした。
関西では、この日に「地蔵盆」という風習があります。
亡くなった子どもたちが、賽の河原で苦しんでいます。
その子たちにご加護を手向けるのが、お地蔵様。
それに因んで、地蔵盆は子どもを中心とした「お祭り」です。
近年は、日にちをずらすこともありますが、だいたい夏の時期です。
内容は地域によって違いがあります。
お菓子の袋詰を手渡すだけだったり、僧侶により法話(子ども向けの内容です)や法要、数珠回し等々。
ただ、少子化の影響から実施しなくなった地域が多いと聞きます。
当庵の周辺地域では、普段は人気のないお地蔵様のいらっしゃる小さな辻も、宵日から提灯や紅白の垂幕など賑やかな雰囲気でした。
辻のお地蔵様は、あまり人が集まりません。
そのため、少し寂しそうにしてらっしゃいますが、やはり拝んでもらえると、お地蔵様も喜ばれて強い力を発揮されます。
お地蔵様をお祀りしている私は、とても嬉しく思います。
あいにくの雨でしたが、良い気が各地で流れていました。