12月8日はお釈迦様が悟りを得た日だと言われています。
この日に菩提樹の下で瞑想の末に悟ったとされています。
禅宗のお寺では、それに因んでこの時期に集中的に座禅会などを行っています。
私の勉強不足かもしれませんが、真言宗の寺院ではあまりそれに因んだ行事は聞きません。
真言宗ではあまり修行の内容に、座禅瞑想
が用いられることはありません。
実際、座禅瞑想が出来ないと、仏様を拝むことに適切な力を発揮することは出来ません。
そのように、座禅瞑想は修行としてはもちろんですが、私たち僧侶でなくてもとても大事だと思っています。
あらゆる企業家やアスリートなどが生活の一部に瞑想を取り入れていることや、認知症の治療や予防に座禅が役立つと研究が進んでいるように、沢山の恩恵があります。
昨今、宗教行為を利用して犯罪まがいのことが行われています。
そのせいもあって、座禅瞑想すらも敬遠されたり「怪しい」というイメージを持たれがち。
私にとって、とても悲しいことです。
宗教を、不純なことに利用するのはやめて欲しいものです。