明日は、鎮宅霊符神様の降臨日(御縁日)です。
ある沙汰では、降臨日のお供物には「こういうのがよろしい」というものが、毎月ごとにありますが。
しかし、当庵ではあまり拘らないように考えています。
それでは意味がないとか、怒らせて祟られるなどの指摘を受けることがありますが、そんなことはありません。
「本来的には、そうなってるんだけど、事情があって今はこのようにしています。」というように、「分かった上で、許される範囲の工夫」をすることは邪道ではないからです。
実際、真言宗の奥伝(おくでん→深い秘密の教えみたいな意味です)にもそのように記されています。
このような教えにも、弘法大師空海のお人柄や、真言密教の懐の深さを感じられます。
本来の形を知らない上で、好きにやってしまうとそれは邪道になってしまいます。
やりたい放題に好きなようにするだけなら、それは新しい独自の宗教を作ることと他なりません。
それこそ、(一部の)仏様を怒らせる可能性もあります。
暑さが狂気じみてきています。
なので、7月のお供物は、涼を感じて頂けるものにしようかと思っています。