仏様を拝んでいるときは、観想はとても大切な要素を持ちます。
観想が上手く出来るかどうかは、ご祈願などが叶うかどうかにも強く関係してきます。
初心の僧侶は、観想のときに「妄想」や「煩悩」に支配されてしまい、「気」が乱れがち。
そのため、瞑想などで「妄想」や「煩悩」を断ち切る修練が必要になります。
観想が上手く出来るようになると、「妄想や煩悩でもない光」が見えることがあります。
仏様の持っているものが光って見えたり、後光が色付いて見えたり。
それは、ご祈願の内容に関係しているようです。
例えば、病気平癒の祈願でしたら、青い光が見えたり。
金運招福の祈願なら、金色の光が見えたり。
色というのは不思議なものです。
事象や物事に対応する「色」が存在しています。
興奮作用を持つ赤。
気を落ち着かせる青。
食欲を掻き立てるオレンジ。
などなど。
心理的な分野などでも色は重要視されており、看板や街頭などにも使われています。
仏様を拝むときにも、観想で「梵字を金色に光らせる」や「蓮の花は白」など、その他にも色の指示は多く出てきます。
因みに、病気平癒で「青の光」が見えるのは、薬師如来様の「瑠璃光」なのかと思います。
どの分野も繋がっているなぁ、と実感します。