いつも歩く道に、お地蔵様と阿弥陀如来様が祀られています。
「道安地蔵」と碑文に描かれていたので、交通安全を祈念したものだと思われます。
阿弥陀如来様が一緒に祀られているのは、もしかしたら事故で痛ましい結果があったのかもしれません。
辻に立つお地蔵様には、無闇に祈ってはいけないと言われます。
これは、同意します。
そこにお地蔵様が祀られているのは、事故にあわれた方の「鎮魂」や「供養」のためかもしれないからです。
その存在に対して「祈願」をするのは、お門違い。
願い事をしてしまうと、変な業を背負ってしまう可能性だってあります。
単純な話、無闇やたらに祈願さえしなければ良い。
私は、辻に立つお地蔵様には、合掌して真言を唱えて、お辞儀するくらいにしています。
いわば、挨拶程度のこと。
それで悪いことが起こったことはありません。
今日も、通りがかりに道安地蔵様にご挨拶。
そのとき、恐らく、そのお地蔵様を管理しているのであろう自治会の高齢女性が「ありがとうございました」とお声を掛けてくださいました。
何と素敵。
何よりも有難い。