仏様はふくよかな感じで描かれたり彫られたりしています。
本当のお姿などは誰も知りません。
あくまで、人間が拝みやすいように「像」を作りました。
そこには作り手の好みなども反映されています。
とにもかくにも、痩せた仏様の絵や像はない。
お釈迦様の修行像は別として。
ふくよかにされているのは「有り難さ」や「招福」の象徴だそうです。
痩せているとあまりそういうのが感じられないとか。
人物の肖像画なども、多少ふくよかに描くのが定番だったと聞きました。
仏画や仏像の形はあくまでもイメージです。
本来のお姿が分からない以上、何とも言えません。
しかし、長い間の信仰と認知により、人の前に現れてくださるときは、そのお姿で出てきてくださいます。
我々に分かり易いお姿を選ばれるのでしょう。
面白い話ですが、祈願をしたあとの仏様は少し痩せていると言っている方がいました。
痩せた仏様が出てきたら、力を使ってご祈願を叶えてくださっている証拠だそうです。