当庵では、供養や祈祷を申込まれた方に、霊符をお授けしています。
霊符は当庵でお祀りしている「鎮宅霊符神様」が司っております。
鎮宅霊符神様は「妙見菩薩」と同体とされており、「妙見」の名は優れた目を指し、物事の善悪や本質をよく見通すことを意味します。
自然界にある様々な真理をよく見つめ、それが我々に何を言おうとしているのかを汲み取る力を持っています。
霊符は多種多様な願意に対応していますが、それぞれが上記の力を根底に秘めています。
願いを叶える奇跡の力というより、問題の本質を見る「優れた目を養う力」を授けてくれるのかもしれません。
授かった人は、その力を元に眼の前の「思うようにいかない出来事」や「困難」などと、調和が取って未来へ進むことが出来ます。
それは、生きるための智慧と言えます。
以前にも書きましたが、霊符はタイミングや根本的な願意に適応していないとなかなか効果が見られません。
「優れた目」があっても「見るべき方角」が違っていると、それは見えてないのと同じです。
まずは、本当に何を望んでいるか。
そして、それが適切なタイミングか。
など自己覚知するのも重要です。
そういうのが分からないときは、信頼出来る方や僧侶に相談してみるのが良いです。