真言宗 共生庵

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正しい向き合い方

当庵の鎮守様は「伏見稲荷様」です。

 

密教的には「荼枳尼天(だきにてん)」と関わりが深いと言われています。

 

荼枳尼天は、仏教に帰依する前は人の死肉を食らっていたという逸話があり、禍々しい仏様というイメージが先行しています。

 

死肉を食らう悪鬼である荼枳尼天様は、大日如来(または釈迦如来)が大黒天となって現れて叱られたことで心を入れ替えました。

そうして、人の幸福のために尽力くださる有難い存在となられたという話があります。

 

イメージは怖い。

どれだけ心を入れ替えて、利他のために行動しても、過去の問題を持ち出され「今」が否定されます。

それが沢山の人に共有されることで、先日書いた「集合意識」というものに発展してしまいます。

 

正しい理解があってこそ、正しい向き合い方が成立すると考えています。

我々僧侶が私的な価値観だけでなく、正しい根拠のある情報を発信せねびならないでしょう。

 

ネットの情報は信憑性に疑問があるので、要注意ですしね。