真言宗 共生庵

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午の日

本日は午の日です。

 

漢字は牛ですが、うまの日です。

読み方や由来は、諸説有り過ぎますので割愛します。

 

毎月の午の日は、お稲荷様の御縁日でもあります。

特に、2月の初めの午の日は、お稲荷様こと宇迦之御魂神(うがのみたまのかみ)がご降臨された日なので、その日を「初午の日」とし、全国の多くの稲荷神社では大祭が行われています。

 

農耕を司る神様なので、元々は五穀豊穣のご利益があります。

しかし、商売繁盛や家内安全、芸能上達など「実り」や「繁栄」に関係することにも、ことさらに力を発揮されます。

特に、こういう縁日は、とても強い力が働きます。

 

お稲荷様は、真言宗にとって、大変ご縁の深い存在です。

そのご縁については、真言宗のお寺である東寺創建時の逸話や、弘法大師空海の前世での契約(約束)などがあります。

 

弘法大師空海は、密教を守護する神として、お稲荷様を大切にお祀りしていました。

因みに、弘法大師空海がいらっしゃる奥の院御廟にも、稲荷社が建っています。

 

そういったこともあるのか、真言宗のお寺にはやはりお稲荷様を鎮守としてお祀りしていることが多いです。

 

ご多分に漏れず、当庵も伏見稲荷神社の稲荷神様を招き、お祀りしています。

毎月最初の牛の日は、特別な祈りを捧げます。