動物たちを祈願するに当たり、当然ながら、動物たちは人間に通じる言語では、希望を伝えられません。
関わる人が、代弁する必要があります。
動物たちは、体調の変化や症状を立ち振舞などで教えてくれます。
しかし、動物たちはとても我慢強いため、もう手の施しようがない状態になるまで、それを見せてくれないことがほとんどです。
病気平癒の祈願を希望されるときには、悲しいことに、既に回復が見込めない状態のこともあります。
ご祈願が通じて、回復するケースもありますが、全部がそうとは限りません。
飼い主さんと話し合って、避けようのない最期を見据えて祈願をすることもあります。
生きてる間の幸福や、苦痛の軽減など。
他にも、次の輪廻にスムーズに移行出来るよう祈願します。
動物にも施主さんにも、色んな思いや希望があります。
大切なことは、その子がその子らしく、天命を成就し全うする、ということだと思います。
その実現のために、我々が出来ることは何か。
選択肢は人それぞれにあります。