先日、大阪にある磐船(いわふね)神社に参拝してきました。
山の中に、ひっそりと建っている神社ですが、巨石が沢山折り重なっています。
神が巨石の船に乗って、その地に降り立ったとのこと。
その巨石が、ジブリ映画のワンシーンのモデルにもなっているそうです。
巨石の隙間を抜ける胎内潜りも可能ですが、事故の可能性もあるので必ず社務所に届け出てから潜らなければなりません。
その昔、ある高名な僧侶がその地を訪れた際に、その地に降り立った神に「襲われた」伝説があります。
その際に不動明王様の御真言をひたすら唱えて、何とか生還したそうです。
僧侶曰く「神が自分の信仰心を試したのだ」と。
その伝説に因んでか、巨石に彫られた不動明王様がお祀りされていました。
独特の空気です。
私が参拝するときは、大概雨。
そのおかげで霧も出て、神秘的な雰囲気をより一層強く感じます。
今は道も整備されていますが、昔は鬱蒼と茂る森の中に、突如現れる巨石群に畏怖したと思います。
もしかしたら、高名な僧侶もその光景に恐怖を覚えたのかもしれません。
それを「神が信仰心を試すために襲ってきた」と発言したのかも。
など想像していました。
御真言をひたすら唱えることは「瞑想」に近い感覚です。
心が落ち着き、冷静さを取り戻したと思います。
先人の心理などを色々妄想しながら参拝しました。
今度は晴れた日にまた参拝したいです。