真言宗 共生庵

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午の日

本日は午の日。

 

当庵の鎮守様である、稲荷大明神様のご縁日でした。

 

御眷属の狐さんがとても有名になっていますが、狐の神様ではありません。

宇迦之御魂大神(うがのみたまのおおかみ)が主祭神です。

 

五穀豊穣の神ですが、様々なものを育むということですべての願いに通じます。

 

強烈な力を持つ神様の一柱ですが、怖い噂もあります。

人の魂を食うとか、呪いだとかなんだとか。

 

私は、それらは完全なデマだと断言します。

 

確かに神様は怖い。

でも、私の恩人に当たる方から言わせれば「怖くない神仏などいない」とのこと。

 

御札を授かる程度なら問題ありませんが、御神体としてお招きしてお祀りするならやはりきちんと誓いを立てて、それを遵守しないと怒られるのは当然です。

 

約束を守らない人を信用も出来ないし、困ったことが起こっても力を貸そうなどとは思わないのと同じです。

 

それで人の命を奪うことがあるかと言われると、そんなことはありません。

気付きのために、きっかけを与えることはあります。

 

「神仏の祟り」と表現するにしても、その程度です。

 

しかしながら、神社の移転などで事故が起こって、命を落とすことがあったなどの話はあります。

これは、神仏が与えられた気付きの要素に、プラスで色んな作用が働いたにすぎせん。

 

大いなる力は、正しく向き合わないといけません。

 

電気の誤った使用で、感電や火災などの事故が起こるのと同じ。

かといって恐れていては、その恩恵には預かれません。

 

神仏の場合、正しい知識とともに、敬い信じる心が必要となります。