以前、ある方から「先祖に当たる人の中に、供養したくない人がいるけどどうしたらいいか」と質問されたことがありました。
色々な事情があって、どうしても「先祖の中の特定の人物」に対して、そういうことをしたくないと。
「先祖代々」と卒塔婆に書かれると、その人も含んでしまうから嫌だとおっしゃいます。
私には計り知れない「何か」があって、そのような気持ちになっているのでしょう。
その気持ちは否定出来ません。
よほどの辛い思いを、長きに渡りされてきたのだと思います。
「じゃあ、無理にやらなくてもいいでしょう」というのが、私の回答でした。
これは、あくまでも極私的な思いです。
「供養してもいいかな」という時が来たら、やればいいかなと。
きっと、まだ機が熟してない。
けど、特定の先祖以外のご先祖様は供養したいというときはどうしたらいいか。
先祖に供養するというよりは、自身が存在しているという縁に感謝して祈る形にしてはどうかとオススメしています。
理想的には、区別することなく供養出来ることですが、前述の通り「機が熟してから」でもいいと考えています。