密教の僧侶が、仏様を拝む作法はマニュアル化されています。
流派により、多少の違いがありますが、全体の流れはほぼ同じです。
作法の冒頭と終盤に、日々の生活で犯してしまった罪を懺悔して、反省しますという文言を唱えます。
在家の方々が、日々のお勤めに使用している経本にも、冒頭に懺悔と反省の内容のお経が書いています。
それを唱えることにより、穢れを除いて、綺麗な状態となってから拝み始めるという訳です。
個人的な感想ですが、神社の本殿までの道すがらに、祓戸社があることにも通じていると思いました。
懺悔は、罪を認めて告白すること。
反省は、自分と向き合うということ。
気付かない内に犯してしまった罪も、生まれ変わる以前の罪も、様々な過ちがあるかもしれません。
それを自覚して、懺悔し、反省して善行を積む(手を合わせて拝むことも善行です)。
そうやって、少しずつ魂のレベルから綺麗になっていきます。
神仏に祈るとき、習慣にしてみてください。