馬頭観音様は、ヒンドゥー教の最高神の一人であるヴィシュヌの神話に起源があるとされます。(諸説あります)
梵名をハヤグリーヴァといい、名を訳すと「馬の首」となります。
梵名とは、インドでのお名前と考えて頂いて差し支えありません。
チベット・中国を経て、日本にも伝わりました。
また、馬頭観音様は様々なお力を司っています。
地獄・餓鬼・畜生・修羅の悪い因縁に通じる苦悩を、すべて打ち砕くといわれ、そして、馬頭観音様を怠りなく拝むと、その拝んでいる人を中心にして約160km以内には鬼神などが近付くことがないとされます。
大慈悲のお力は、救いでもあり、魔を祓う結界でもあるのでしょう。
現に、馬頭観音様は観音系の仏様を拝むときの結界尊としてご活躍されます。