本日は十日戎(とおかえびす)。
戎、恵比寿、恵美須、夷、蛭子など様々な書き方がありますが、すべて「えびす」と読みます。
七福神の一柱、えびす様に因む日となります。
十日戎とは、1月10日にえびす様をお祀りしている神社に参拝して、その年の商売繁盛や大漁祈願などをします。
9日は宵宮、10日が本宮、11日は残り福という感じで3日間に渡ります。
えびす様をお祀りする大きな神社が関西圏に集中するので、関西中心に西日本で十日戎は発展していきました。
東日本には「酉の市」がありますが、それと同じような感じです。
一説では豊臣秀吉がえびす様を祀っていたとか。
豊臣秀吉が没後、商人たちを中心に、出世のご利益にあやかろうとして秀吉の像を祀っていました。
徳川の弾圧を免れようと、えびす様をお祀りしていることにしていたとのことで、それが十日戎の信仰に発展したと言われています。
あとは、えびす様の誕生日が1月10日説もあるようです。
今日は街中にも「福笹」や「熊手」を持っている方が沢山いらっしゃいました。
福笹や熊手のいわれや由来もまたいつか触れたいと思います。
沢山の福を集めて、色んな人たちにその福を循環させてほしいですね。