以前、ご祈願をした犬の飼い主さんから連絡があり、闘病生活の末に息を引き取ったとのこと。
癌が複数見付かり、余生は飼い主さんと一緒に沢山の時間を過ごしたそうです。
ある夜に、いつものように寝て、朝になったら亡くなっていたと聞きました。
まったく苦しんだ形跡もなく、穏やかだったそうです。
癌は大変な病気です。
辛い思いをすることも沢山あります。
しかし、理想的ともいえる最期を過ごせたと仰っていました。
食欲も、運動機能も落ちることなく、最期の日もしっかりご飯を食べたそうです。
「強いて言えば、もう少し一緒にいたかった」という言葉のあと「でも、このタイミングを選んだんでしょうね」と続けられました。
飼い主さんや、色々な人に沢山の癒やしを与えたその子は、多くの功徳を積んでいます。
馬頭観音様に寄り添われ、道に迷うことなく次の輪廻に向かえたと思います。