御逮夜参りをしています。
亡くなられて49日までの間、7日毎にお参りします。
49日かけて仏様の国へ向かわれる間、週替りで守護してくださる仏様が変わります。
(宗派により、49日間の故人様の動きには多少考えの違いはあります。)
御逮夜参りは、守護してくださる仏様の御加護を得られるよう祈るものです。
本日お邪魔したお宅は、突然亡くなられた息子様を弔われていました。
「急なこと過ぎて、何がなんだかわからない日々です。心の整理がつかない。どういう気持ちでいたらいいか分からない。」とおっしゃいます。
表情は笑顔。
御一同様、ケラケラと明るく笑うのです。
混乱されているのでしょう。
本当に、見てて胸が痛みます。
今出来る最大限のことを繰返すしかありません。
とにかく、仏様と死者に祈ること。
残された遺族が、しっかりと生きること。
この2つです。
共に経を上げて、御逮夜参りをしました。
終わったあとに、ご遺族様方がやっと泣けたのを見て少し安心。
ようやく感情が追い付いてきたのだと感じました。
供養は、現実を受け止める為の大切な儀式でもあります。