ある方と、ヌートリアが近所の河で目撃されると話していました。
ヌートリアは南米に生息していますが、毛皮の採取を目的に戦時に日本に輸入されましたが、戦後にはその利用は減ってしまったため捨てられて野生化したと言われています。
見た目は大きめのネズミというか、小ぶりのカピバラという感じ。
電気ケーブルを噛み切ったり、農作物を荒らしたりと当事者にとっては大変な被害をもたらします。保護の対象になっており、捕獲や駆除は禁止されています。(捕獲・駆除には狩猟免許と狩猟者登録などが必要となりますが、例外もあるみたいです)
違反すると懲役や罰金などもある。
農家や家庭菜園をされている方には、なかなか悩ましい存在でもあります。
人間の身勝手で、今の立ち位置になってしまっていますが本来的に罪はないんですけどね。
しかし、そんなヌートリアたちを可哀想と思うことには違和感があります。
ヌートリアは「ただこの地で生きているだけ」。
ヌートリアたちが「日本に連れてこられて辛い」とか「本国に帰りたい」とは言っていません(恐らく思ってもいない)し、生まれた場所で生活しているだけです。
可哀想なのかどうかは、人間の一方的な決めつけや思い込みかもしれません。
ただ、ネットなどでは捕獲したヌートリアを駆除する動画などが閲覧出来る状態です。
生き物の命が晒されている。
本当に嫌なことです。
「尊厳」は人間だけのものではないと思います。