真言宗 共生庵

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念珠(数珠)について②

昨日、念珠について書きました。

 

念珠は法具の1つ。

単なる道具や装飾ではなく、仏具です。

 

特に念珠は、一番身近で多く使用されるもの。

ご祈願をするときにも、念珠を擦って行う場面もあります。

その為、色んな念が籠もるわけです。

 

念珠の役割の1つは、「法力の増幅器」とも言われています。

念珠を使用することで、思いを届ける力や、仏様(高次の存在)と繋がる力がアップするということです。

 

私自身は、この考え方は肯定的です。

そもそも、素材は木であったり天然石であったり。

それ自体が力を持った物質ですから、当然の作用かと考えているからです。

 

法要や儀式、拝む対象や仏様に応じて念珠の種類を使い分けるのも、より効果を高める目的や、副次的な効果を期待するためという理由もあります。

 

私は葬儀・供養用、祈祷用は使い分けています。

祈祷用の珠は、桃の木で作られたもの。

魔を寄せ付けず、福徳や吉祥の力が宿ります。

また、より仏様と繋がりやすくするため、一部の珠を天然石に換えています。

 

考え方は様々ですが、私は効果を実感しています。