昨日、念珠について書きました。
念珠は法具の1つ。
単なる道具や装飾ではなく、仏具です。
特に念珠は、一番身近で多く使用されるもの。
ご祈願をするときにも、念珠を擦って行う場面もあります。
その為、色んな念が籠もるわけです。
念珠の役割の1つは、「法力の増幅器」とも言われています。
念珠を使用することで、思いを届ける力や、仏様(高次の存在)と繋がる力がアップするということです。
私自身は、この考え方は肯定的です。
そもそも、素材は木であったり天然石であったり。
それ自体が力を持った物質ですから、当然の作用かと考えているからです。
法要や儀式、拝む対象や仏様に応じて念珠の種類を使い分けるのも、より効果を高める目的や、副次的な効果を期待するためという理由もあります。
私は葬儀・供養用、祈祷用は使い分けています。
祈祷用の珠は、桃の木で作られたもの。
魔を寄せ付けず、福徳や吉祥の力が宿ります。
また、より仏様と繋がりやすくするため、一部の珠を天然石に換えています。
考え方は様々ですが、私は効果を実感しています。