「問題の先送り」という言葉には、あまり良いイメージがありません。
しかし、優先順位さえちゃんと整っていれば、マイナスになる言葉ではないと思います。
また、先送りにすることで良い効果が得られることもあります。
アンガーマネジメントや依存症の治療がもっともたるもの。
喫煙、アルコール、性的欲求、怒りなどの衝動はその瞬間に手を出さずに、先送りにすることが1つの有効な取り組みです。
瞑想がその役に立つことも認識が広まり、あらゆる治療機関などで取り組まれています。
瞑想は、頭を空にするのではなく、思考についていかずに煩悩などから距離を取ること。
一説では、喫煙の衝動は3分程度過ぎれば弱まるとのこと。
なので、3分間ほど、その衝動から離れる事ができれば自ずと喫煙回数は減ります。
怒りは6秒だそうです。
我慢するということではなく、諸行無常を感じてもらうというイメージです。
衝動が常に続くように思うのは、その衝動に拘って引き摺ってしまうからです。
一旦離れることが出来れば、変化していくこと(無常)であると感じることが出来ます。
そうして、湧き上がった衝動を先送りにすることで、小さくしていきます。
やればやるほど良いものです。
私自身も効果を実感しています。