神社では柏手を打ちます。
この「柏」という字は、実は「拍」と混同した(または見間違えた)のがそのまま、現代も残っていると言われています。
つまり、正しくは「拍手(はくしゅ)」というようです。
(他にも何種類かあるそう)
古代の日本では、尊い存在に対しての礼拝の所作として、拍手をしていたそうです。
神様などの「高次元の存在」だけでなく、人同士でもしていたとのこと。
また、密教にも、仏様を拝む所作に「拍掌(はくしょう)」というのがあります。
拍手と同じく、手を叩くのですが「音は出さない」ようにします。
拍掌には様々な意味があるのですが、基本的には「歓喜」。
仏様が僧侶の働きかけに「応えてくださった」ことに、喜ぶイメージです。
この密教の「拍掌」も、源流は「拍手」と同じという説があります。