いよいよ、今年も明日を残すのみとなりました。
鏡餅や、門松、しめ縄などお祀りしたり飾り立てたりして歳神様をお迎えするのみです。
歳神様は元旦の初日の出とともに、高い山から1年分の福徳や果報を携えて降りこられます。
そして、しめ縄や門松を目印にして家々に来訪してくださいます。
歳神様は、来訪した家を1年間守護し、様々な福徳を授けてくださると言われます。
1年間ずっと家にいらっしゃる訳ではなく1月11〜15日(地域により違いがあります)までの期間です。
その期間に、1年分の福徳や守護の力をお授けくださいます。
何と有難い。
「歳(とし)」は、「稔(みの)り」を表すとされ、その家に住む人たちが1年間食べることに困らないため、五穀豊穣や安定収入の御運があるとされています。
鏡餅は歳神様へのお供えや、または依り代として飾られます。
門松も同じ役割がありますが、針葉樹は神様など高次元の存在と繋がりやすい植物でもあります。
最近ではしめ縄や門松を飾ることのない家庭が増えましたが、飾る意味やその役割が分かれば「やった方がいいな」と思ってもらえるはず。
大事な習慣です。