当庵でお祀りしている仏様の中には、鎮宅霊符神様がいらっしゃいます。
鎮宅霊符神様は、飛鳥時代に日本へ伝来したとされています。
その名前の通り、霊符を司どる神です。
霊符とは、独特の模様(絵のようであったり、漢字のもの、記号のようなものなど様々)が記されたお札のようなものです。
当庵でお授けしているものとは少し異なりますが、イメージとしてはこういったものです。
神といっても神道だけでなく、真言宗や天台宗などの密教をはじめ、あらゆる仏教寺院や陰陽道等で、広く信仰を集めました。
妙見(みょうけん)菩薩様(北極星を仏格化した存在。全ての星の王であり、北斗七星なども妙見菩薩様とされている。方位方角を支配し、人の運命を司るといわれる。)と同体とされ、神獣である玄武を従えます。
鎮宅霊符神様も同様に、玄武をお使いとしています。
鎮宅霊符神様は、「神通第一」とされ、その霊験は他とは比べ物にならない程強く、生きている間に起こるあらゆる災いを鎮め、多くの福徳を授けるとされています。
霊符は沢山の種類があり、病気に関してであったり、厄除け、安産、商売繁盛、金運上昇、家宅地鎮など他多数、様々な祈願内容に対応しています。
とても嬉しいことに、動物や植物についての内容もあります。
そういったこともあり、当庵でも鎮宅霊符神様をお祀りしています。
御縁日が毎月変動するのも、星を司る由縁なのでしょうか。
5月は5日が御縁日です。
ご真言
オン ソジリ シュダ ソワカ