鎮宅霊符神様の脇神は、もう一人「示卦童郎(じかどうろう)」がいます。
こちらも易が関わっているのは、名前から予想出来ます。
示卦童郎は「潜在意識」と「顕在意識」がキーワードです。
顕在意識は「表面に現れる意識」。
つまり、普段から湧き上がる意識で自覚が可能です。
対して潜在意識は「意識の奥底にある根本的な意識」で、自覚されないことが多い。
示卦童郎は、我々に「内観しなさい」ということを語りかけています。
苦しみとは、潜在意識と顕在意識のズレからも起こります。
その為、自身の内観によりそのギャップを限りなく少なくするということの大切さを説いています。
ギャップを自覚する。
それにより、苦しみの「根本」を知る。
それを「意識」して行動する。
潜在意識と顕在意識のすり合わせが、内観により可能になります。
何を成すべきか自覚出来れば、潜在意識の書き換えは至極簡単です。
すべてを「明らかにして見る」。
これは「諦める」の語源という説があります。
諦めることにより、フラットな視点で見渡す事が出来る。
諦めるは、後ろ向きな言葉ではありません。
どうにもならないと感じたとき、諦めてみる。
何もしないということではなく、次に繋げるためにフラットにするのです。
これはとても大切な行為です。
諦める(明らかにして見る)ことで、自己を正しく把握して現実と理想の調和を取ること。
それは「体内に眠る霊力(生きる力)」を高めることです。