今日、朝のうちは涼しかったので窓を開けて修法していました。
いきなり「ビビビッ」という大きい音がしたので、驚いて集中が途切れてしまいました。
周りを見渡すと、カナブンが飛び込んできたようで、私のすぐ左手にある脇机(わきづくえ→仏様を拝む席の両脇にある机です)に大人しく座っていました。
微笑ましい状況に思わず笑ってしまい、少し心中で会話。
拝み終わるまで、そこにいてるように伝えました。
一時間くらい過ぎて、修法が終わり、いざカナブンを外へと思ったら息を引き取っていました。
死に場所として、ここを選んでくれたのか…。
何と有難い。
その後、カナブンは土の上に運びました。
食物連鎖の輪に入ってもらって、次の輪廻に進んでもらいます。
過去に、高野山で修行しているときにも同じような経験がありました。
その時は、アブ飛んできてが私の脇机に止まりました。
触っても逃げないし、「一緒に拝むか?」など心中で会話して、拝み終わったら息を引き取っていました。
そういう場所に選んでもらえることは、私にとってとても幸せなことの1つです。
今月も良いスタートとなりました。