魔には、外から来るものや、内から湧くものがあります。
般若心経の「度一切苦厄」は、まさにことのことを語っています。
苦とは、「自分の内から生まれる『感情』や『心の動き』」です。
厄とは、「外から来る災い」です。
厄により苦が生まれますし、苦が厄を招くこともあります。
魔を祓うのに最も有効なのは、やはり内観。
起こった現象と、心の動きを切り離して観察します。
「〇〇という現象が起こった」
「それを見て不快になった」
「結果、私は腹を立てている」
この3つは本来別のもの。
現象に対して、心が動いて、感情になっただけ。
全部1つの流れではなく、区切って考えると楽になります。