人だけでなく、動物の供養もしたい。
人だけでなく、ペットや動物など、生けとし生けるもののために祈る僧侶になりたい。
私が僧侶を志したときの思いです。
それは今も変わらず、同じ思いです。
しかし、私が僧侶になると決意した当時、その思いはあまり受け入れてもらえませんでした。
当時、動物の供養をしているお寺はほとんどありませんでした。
恐らくは、動物たちに対しての価値観も、今とは違っていたのだと思います。
多くの方々に、厳しいお言葉を頂戴しました。
「動物にそこまでやる必要ある?」
「仏法は人のためにあるから、動物には無意味」など、色々なご意見は今もあります。
現在、色々なお寺が動物を対象とした祈りを行なっています。
しかし、それにより新たな問題や、置き去りにされている問題などが浮かび上がっていますが…
頼れる機関が増えていることは、嬉しいことです。
祈りを必要とする人や動物に、僧侶が寄り添うことで救われることはあります。
そういう僧侶になれるよう、研鑽する日々です。