真言宗 共生庵

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2024-01-01から1年間の記事一覧

15日

今日は15日だったので、お供え物を交換・追加しました。 歓喜天様の御縁日でもあったため、御縁日のお勤めも致しました。 歓喜天様は真言の種類が沢山あります。 短く、最もポピュラーなのは「オン キリク ギャクウン ソワカ」です。 絶大なお力はありますが…

供養は一定数

ここのところ、祈祷よりも供養の方に依頼が偏っています。 ある方が「景気が良いと、祈願はしなくなる」と言っていました。 「困ったときの神頼み」は「困っているからこそ」ということでしょうか。 完全に同意、ということはありませんが、なるほどと思いま…

包括的に取り組む

心が疲れている状態が長引いた場合、心の病になってしまうことが多くあります。 その状態になってしまうと、ご祈祷で何とかするのはかなり難しい。 理由はいくつかありますが、1つは「自ら不幸になろうとする」傾向が強いのです。 「頑張る」ということに疲…

仏様を拝んでいるときは、観想はとても大切な要素を持ちます。 観想が上手く出来るかどうかは、ご祈願などが叶うかどうかにも強く関係してきます。 初心の僧侶は、観想のときに「妄想」や「煩悩」に支配されてしまい、「気」が乱れがち。 そのため、瞑想など…

引っかかる感覚

毎日、特別祈願を依頼された方を拝んでいます。 通常のご祈祷では、一日のみ祈祷致しますが、特別祈祷は一定期間毎日拝みます。 拝んでいるとき、「あ、しっかりとお聞き入れくださっているな」と仏様との感応を実感していました。 ただ、何か引っかかる感覚…

励み

ここのところ、毎日のように馬頭観音様と十一面観音様を拝んでいます。 そのおかげなのか、大概の事に耐性がついてきてるように感じます。 まだまだ修行不足の私は、法力を使うとグッタリと疲れます。 (法力と思っていますが、そもそも違うのかもしれません…

カウンセリングのイメージ

枕経は、通常は亡くなって間もなく行われます。 それだけに生々しい空気が漂います。 オカルトになってしまうかもしれませんが、やはり「念」のようなものを感じます。 後悔や無念、未練などが感じられる。 そういうときは決まって声が出にくくなります。 読…

疲労も手間も大歓迎

本日は、今月2度目の歓喜天様の御縁日。 朝から本尊馬頭観音様を拝んで、そのあと十一面観音様を「十一面法」で供養。 それから歓喜天様に、特別な御法楽を捧げて供養しました。 トータルすると5時間くらいかかっています。 なかなかのボリュームで、心身の…

正しい向き合い方

当庵の鎮守様は「伏見稲荷様」です。 密教的には「荼枳尼天(だきにてん)」と関わりが深いと言われています。 荼枳尼天は、仏教に帰依する前は人の死肉を食らっていたという逸話があり、禍々しい仏様というイメージが先行しています。 死肉を食らう悪鬼であ…

全は1、1は全

密教の仏様はとにかく種類が多い。 菩薩の数は、それこそ無数に存在していらっしゃいます。 しかし、それはすべて大日如来の変化身。 元々は1つの存在です。 これこそが密教の良いところです。 あらゆる存在を排除せず、「繋がり」があると考えています。 大…

秘伝の技

秘伝とされる技を教わったことがあります。 いわゆる「一子相伝の技」。 無論、それは世の中(ネットや書物)には絶対に出てきません。 すべて口伝で受け継がれていきます。 それも、極々限られた者に。 そういう技は「ものすごい力を持っている」か「ものす…

鎮宅霊符神の御縁日

本日は鎮宅霊符神様の御縁日でした。 お供えするお酒は、毎月変えています。 主に中国酒にしていますが、紹興酒や杏露酒、桂花陳酒などを中心に、梅酒や柚子酒なども時々お供えします。 花や果実の香りの強いものが、きっとお好みなのだろうと考えています。…

大変厳しい

先日お迎えした歓喜天様と深い関係にある十一面観音様。 歓喜天様を拝むに当たり、十一面観音様も拝むのは大事な意味があります。 十一面観音様は、行者(僧侶)には厳しいで有名な仏様。 修法を行じた経験は無く、この度初めて拝みました。 感触としては…「…

本当かどうか

今日は歓喜天様の御縁日。 全国的に認知されている歓喜天様の御縁日は1日と16日。 1日、16日は湛海という昔にいらっしゃった偉いお坊さんに深く関係している日。 この方が歓喜天様の信仰に多大な影響を及ぼした為に、両日が御縁日として周知されるに至りまし…

あるがまま

今日から新年度。 当庵の仏様もじっくり拝んで、新年度のご挨拶を致しました。 とはいえ、仏様には時間や空間などの概念は存在していません。 そういうことはどうでも良い。 分かっているのですが、どうしても拘ってしまいます。 つくづく修行不足です。 そ…

地と天

馬頭観音様の御眷属には「八大龍王様」がいらっしゃいます。 当庵にはお祀りしておりませんが、御縁の深い仏様です。 辰年ということもあり、「龍神ブーム」といっても過言ではないほど、色々な龍神様に縁の地が脚光を浴びているようです。 特別御朱印など精…

複数の真言

仏様にはそれぞれ「真言」があります。 真言が1種類とは限らず、中には6種類とか沢山の種類の真言がある仏様もいらっしゃいます。 そのように、複数の真言を持っている仏様。 どういうときにどれを唱えるとか、そういうのがハッキリしているものもあれば、中…

お供え物の準備

今月もあと僅か。 お供え物を交換する準備をしていました。 来月から歓喜天様のお供え物が本格的な形になります。 甘い物、お酒(上等もの)など色々揃えました。 こういう時間は結構好きです。 「これ喜んでくださるかな?」と考えながら、予算の中で工夫し…

聖者も俗っぽい

昨日は賓頭盧尊者について書きました。 因みに、真っ赤なお姿なのは「酒の飲み過ぎで身体が赤くなった」からといわれます。 阿羅漢まで登り詰めた人が俗っぽいのは、親しみが湧きます。 聖者や仏様にも俗っぽい話はいくつもあります。 観音様に恋をして結婚…

賓頭盧尊者

賓頭盧尊者(びんずるそんじゃ)という阿羅漢(あらかん)がいらっしゃいます。 阿羅漢とは、修行者の最高位であり悟りを得た人物を指します。 解脱しているので、もう生まれ変わることもない。 つまり仏様とあまり差はない存在。 自身の悟りを目指して、修…

仏眼仏母様

密教の仏様の中に「仏眼仏母(ぶつげんぶつも)」という仏様がいらっしゃいます。 胎蔵曼荼羅の上の方に描かれている仏様です。 仏眼仏母様は、歴史上有名な僧侶も熱烈に信仰していたといわれます。 密教僧侶は、仏眼仏母様の印を結んだり、真言を唱える機会…

繋がっている

人間と植物は種は違えど、遺伝子的には50%ほど一致しているそうです。 とても驚きですが、密教僧の私としては「やっぱりそうなのか!」という喜びのような感覚でした。 弘法大師空海は「生きとし生けるもの」の範囲を「人間や動物」と限定せず、草木も含んで…

施餓鬼

本日はお地蔵様の御縁日でした。 彼岸供養でも色々お世話になりましたので、改めて御礼をお伝え致しました。 また、当庵では施餓鬼供養も行っています。 施餓鬼供養とは、供養されない霊魂や、飢えや渇きに苦しむ霊魂などに米や水を施すものです。 そうする…

歓喜天様2

昨日書いたように、歓喜天様をお迎えしました。 歓喜天様は、親しみも込めて通称「聖天さん」とも言われています。 当庵では「聖天」を「しょうてん」と濁らずお呼びしています。 濁って「しょうでん」とお呼びするのも間違いではありません。 聖天さんはタ…

歓喜天様

法友が、当庵の為に御札を拝んで授けてくれました。 歓喜天様が中に入っていて、仏像と遜色がないレベルの御札になっています。 確かにエネルギーは強く感じます。 元々は、歓喜天様は拝むのが難しく、恐らく当庵では拝みきれないと思っていたのでお招きする…

入定

今日は弘法大師空海が入定(にゅうじょう)した日です。 お釈迦様は入滅(にゅうめつ)されましたが、弘法大師空海は入定。 入滅は、簡単に言うと「死」を指します。 あらゆる煩悩の火が消えて、肉体を離れて涅槃(ねはん=悟りの境地)に入ることをいいます…

三界万霊

先祖の中に、どうしても供養をすることを躊躇う存在がいる。 先祖供養の大切さは分かっているが、どうしてもそれが引っ掛かり気持ちが前に向かない。 そんな方がいらっしゃいました。 これは、ある意味仕方がない。 私には計り知れない様々な感情があって当…

大した問題ではない

昨日の記事の付け加えです。 名前からは、その方の持つ「気」が出ています。 その為、その名前を使ってヒーリングが可能になります。 複数人で行なうセッションならば、一人でも対象者の姿と顔が分かれば、他の人は対象者を知らなくても大丈夫。 対象者のこ…

正直な気持ち

何度か書いているように、当庵では気功の要素も取り入れてご祈祷の効果を底上げしています。 先日、冬場に猛威を振るう感染症にかかった方から「家庭内でピンポン感染を繰り返している」と相談がありました。 初歩的な気功の技をお授けして、それを何人かで…

無常のもの

本日から春のお彼岸に入りました。 お彼岸のアレコレは過去にも書いたことがありますが、この期間の意義や意味などはまだまだ世間には浸透していません。 法話などでそれらを語ると、結構「知らなかった」という反応を頂きます。 お彼岸の真ん中に当たる日が…